打楽器への憧れ

7月のコンサートで、打楽器をたくさん使う曲を練習中です。

 

打楽器といっても、大型のものでは無く、「片手サイズ」を持ち替えて演奏します。普段よく目にする「タンバリン、トライアングル、ウッドブロック」のほか、「ビブラスラップ」(『与作』の「か~~~ん」)「ホイッスル」(キョロちゃんみたいな形のスライド式の笛)「猫笛」(T字型の竹製の笛『ニャーオ』と鳴く)「カウベル」(牛の首につける鐘)「ラチェット」(ハンドルを回すと『カラカラ』と歯車の音がする)が目まぐるしく登場する曲です。普段は打楽器奏者は居ませんので、人数に若干余裕のあるフルートパートで担当することになりました。…というか、「是非やりたい!」と手を挙げました。

 

フルートは管楽器なので、登場する前に「スタンバイ」して吹きます。打楽器はスタンバイする時間がほとんどありません。音楽の流れを身体で覚えて、次々と持ち替えて演奏します。打楽器は「一発勝負」なので、常にスリル満点で、思い切りの良さが必要です。ここに「フルート族」は憧れるのです。フルートは、ソロや静かな曲では音は浮かびますが、賑やかな曲では掻き消されることもしばしば…. 打楽器はたとえ一打でも、目立つので存在感はハンパじゃないです。フルートでは味わえない快感です。未知の打楽器にチャレンジするのは、最初は難しくて後悔するけど、ハラハラドキドキの連続で、段取りを掴んで上手く音楽に乗れた時はすごく嬉しいです。

 

いつもと違う楽器で合奏する、というのも少人数楽団ならではの楽しみ方だと思います。